病院で診てもらおう!

炎症と白い粘液の正体 潰瘍性大腸炎
炎症と白い粘液の正体

「消化器内科」さんに予約して、自分の症状をあーだこーだ説明しましら。
『いつから。大便の状態。一日に何回トイレに行くのか』あらかじめ確認してからお話しするといい感じだと思います)そして、「とりあえずカメラ入れてみましょう」となりました。
きた~~~~!!
大腸カメラ――!!!
診察のあと、別室でカメラの説明を受け、予約をしました。
受診までの大まかな流れなどの説明を受けました。事前に聞いてると無駄な妄想で恐れることもないですね。そもそも寝てしまうので痛みは感じないんだそうです。病院によっては起きて、カメラの映像を見ながら受けるところもあるようですが、私はNO THANK YOUなのでよかったです。怖い人や痛みを感じやすい人は麻酔で眠らせてくれるところがいいかもですね!

大腸カメラ前日

結局、お腹の中を空っぽにしなくちゃならないんですね!

とはいっても、症状がかなり重い方はそんなことしなくてももうぶりぶりやってるからさ。すでに。お腹の中はすっからかんだよ!(怒)となるかもしれませんが、もうね。前日から3食とも検査食(病院で買いました。何も考えずにこれ食べるだけだから楽です。おかゆとか消化のいいものを食べます。)

なるものを食べて、下剤まで飲んですっからかんにするんですよ!(これがまたすっきりしてきもちがいいというか)※検査食について。いろいろ種類出てるみたいだからおいしそうなやつをドラッグストアとかで選んでもいいかもね。あと、検査日決まったらそれまでにネットで買うとか。

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検査食で最低限の食物しか体内に入れていないので、この時点ですでに体のなかがすっきりとした感じします。で、人によっては前日の夜に液体状の下剤を水などに溶かして飲みます。あんまりおいしくないです。ま、薬だからしょうがないと思います。これは翌日に効いてくるやつなのでその場ですぐグルグルピーとはならないので安心してください。

本番は次の日(カメラ本番の日)からです。液体の下剤を数分おきにずっと飲み続け、そのたびに何度も排便をします。(この便意はちょっとだけ浣腸とかしたときの『うっ・・・』って感じに似てますが、そんなに痛くないです)頻繁にトイレに駆け込むことになるので、トイレの近くにスタンバって薬を飲み続けてください。私的にはとてもじゃないけど外出先や勤務先で出来るようなものじゃないと思います。なので、カメラのある日は一日休みを取ることをお勧めします。当日は鎮静剤や麻酔とかするので車や自転車の運転も禁止だしね。なによりぐったり疲れるので帰って寝るのが一番だと思います。尚、この下剤と排便をくりかえすやつは病院によっては、病院でもできるし、自宅でもできるようです。私は自宅にしました。なんか外ではうんこしづらいので。この、液体の下剤ですが、病院でどれがいいか選べました。味(味があります。飲みやすさで意欲や体調も変わってくるので大事だと思います。飲むの辛かったり、吐いちゃう人もいるそうですので)や効き目がいろいろあるので、おすすめを聞くのがいいと思います。それと、この液体の下剤、自分で粉状の薬剤を水に溶かして作って飲むんですが、作り方にも一工夫すると全然違うので、以下のやり方を試して少しでも検査の負担を減らしてくださいね!私は大腸カメラ検査大好きになりました!(一年に一回ですが楽しみにしてます)

検査の下準備

私は梅味のモビプレップにしました。

ポイントは、前日の夜などにあらかじめ水を入れて作って冷やしておくことです。作っておけば、次の日にほとんど食べてなくてふらふらで、朝眠い状態で作る必要がなくなり、すぐに下剤飲めるモードに入れるのでラクです!それに、常温に近い飲み物ってなんかまずいじゃないですか。冷やしておくだけで、とってもおいしい梅ジュースになります!!

どんどん飲めるぞ~~~!(マジで)

このちょっとした工夫だけで飲みづらさが少し軽減できますのでお試しください!

下剤を飲もう!

朝起きたらまずは水や白湯を飲んでから始めるとちょっと楽になります。

で、あとは時計を見ながら数分おきにモビプレップとお水をコップ一杯ずつ交互に飲み続けて、排便してうんこの様子をチェックしながら1時間くらいかけて「おしっこみたいな透明のうんこ」になるまで飲んで出してを続けるだけ。(最初はただのやわらかめの大便ですが、だんだん黄色っぽい水になっていくので痛快です)

注意したいのが、たまに下剤が体に合わなくて具合が悪くなっちゃう方がいるんだそうです。その場合はすぐに飲むのをやめて病院に連絡して指示を受けるのがいいそうです。無理しちゃダメです。気持ち悪いってことは何かしら体が拒否反応をしてるってことですからね。お尻からおしっこが出てきたら準備完了!あとは、検査時間に間に合うように病院へ向かいましょう!

いよいよ大腸カメラ!

到着したらあとは検査着に着替えたりするので着替えやすい服がいいと思います。下着も検査専用の穴が開いた不織布とかでできたパンツに履き替えるので、そんなに気にしなくていいと思います。アクセサリー類もなくしたりする可能性あるししないほうがいいかも。コンタクトレンズの人はほとんど寝てるしメガネがいいと思いまーす。メガネ外してればぼんやりだから検査室に運ばれてもぼんやりだから怖くないしww

入ってからは鎮静剤を点滴みたいな感じで打ちます。するとだんだん眠たくなってきます。不思議な感じです。最初だけカメラを突っ込むとこだけちょっと違和感を感じますが、すぐに眠ってしまうので、そのあいだに終わっちゃいます。

検査の結果を聞く

目が覚めるともう検査は終わっていて、ストレッチャーに乗ったまま控室で寝てました。鎮静剤が覚めるまで眠いのです。しばらく寝かされたまま、(このときの眠りがめちゃくちゃ気持ちがいいです)そのうちまた看護師さんが起こしに来ます。さすがに起き上がって、着替えて、先生に大腸の画像を見せてもらいながら説明を受けます

わ~~私の大腸だ~~初対面。ちょっと感動します。今までずっと一緒に頑張ってくれた私の一部です。顔とか髪とか手とか足とかはなんか見慣れてますが、大腸って!中身はなかなか見れないですよね!わ~~~~!!大腸ちゃ~~~~ん!いとおしくなります。なんかね。今回の検査でポリープが見つかったんですね!ほっとくとガンになったりすることもあるそうなのでその場で切除!『あ~~~~よかった~~~~~~;;ごめんね~~~つらい思いさせて』こういうこともありますからね!40手前くらいで大腸の検査一度もしたことない人は一回は診てもらった方がいいかもしれませんね!自治体の無料検診とかも40歳からありますよね?そういうのはしっかりチェックしといて抜け目なく行かれた方がいいですよ!ちなみに医療保険に入っている方は日帰り手術の申請したほうがいですよ!補助が受けられることがあります!

入ってすぐの直腸に白い粘液がたくさんついていました(これがつまりただれちゃってるとこです)潰瘍性大腸炎で炎症を起こしてるんです。病名はやはり潰瘍性大腸炎でした。ただ、潰瘍性大腸炎は大腸だけなのに、一部小腸の入り口辺りも少しただれがあったそうです。これに似た病気にクローン病ってのがあるんですが、クローン病は大腸以外の消化器に広く炎症を起こす厄介な病気だそうです。(ちょっとだけ最初クローン病も疑われましたが、それは治療を続けていくうちに晴れていきます)しかし、ほんと、他にただれがない場所の大腸、ピンク色できれいなんですよ~~!かわいくなっちゃいます!ここで私は自分の大腸にいとおしさを感じました。そして思いました。「絶対にこの病気を治してやる!

潰瘍性大腸炎の治療について

(ちなみに私はかなり軽症な方だったのでただれてない部分があるんですが、重症の方は大腸全部が炎症を起こしていたりするんだそうです。)その場合、手術をして大腸を全部取ってしまったりとかそんな治療もするそうです。ただ、最近は研究が進んで、新しい治療方法もできてきてるそうですよ~、先生と相談してください。腸内フローラ(大腸にはたっくさん菌がいてお花畑のようなんだそうです。それらが大腸の環境を良くも悪くも整えてくれてるそうです。病気になる人はこの環境が悪いんだそうです。悪い菌が多かったりね)改善させて自己治癒力で治療する!とか、順天堂大が研究してる新しい治療がテレビでも紹介されてましたよ!健康なドナーの腸内フローラをそのまま大腸に入れちゃうっていう方法です!まぁ!!ほとんどの人が完治するんだそうですよ~!腸内環境を整えることがいかに大切かわかりますよね~~

潰瘍性大腸炎は治療法が確立されていない『難病』ですが、この治療で『完治』するだそうです。結局、この病気って、薬を飲んで完全に治るわけじゃないんです。状態のいい期間をいかに長く保ってられるかってところなんです。たとえて言うなら、ずっと同じところが皮膚炎で痒くなることってあるじゃないですか。それって完全に治らないし、ずーっとかゆいまま、薬をぬってもしばらくはかゆみが収まるけど、またしばらくして汗とかかいたり少し体調崩したり何かの拍子にかゆみがぶり返したりしますよね。そんな感じです。ぶり返すんです。この、調子のいい時を「寛解期(かんかいき)」と呼び、ぶり返して調子が悪い時期を「活動期(かつどうき)」って呼びます。それを繰り返して、なるべく食事や体調に注意して「寛解(かんかい)」状態を長く保つようにするのが今の潰瘍性大腸炎の治療の第一の目的です。

ただ、世の中には何百種類も難病があるのですが、完治はともかく延命すらも確立されていない病気もあるのですから、まだましです。しかも自分の心がけ次第ではだいぶご機嫌に今までと変わらずに過ごすところまで回復もできます。がんばりましょう!

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